部屋に生けたサザンカが次々と開花しました。
このサザンカは、私が小学校に上がる前から庭に植えられていたもので、引越しの際もわざわざ植え替えてトラックで運び、新しい家の玄関に植え替えたものです。
それが暮れの強風で、大きな枝が折れてしまったんですね。
折れた様子を見たとき、その悲惨な姿に一瞬慌てました。
母は折れた枝を切り分けて、年末最後の燃えるゴミ収集日に出そうとしていましたが、ちょっと待った!よく見ればたくさんのツボミがあります。
そこで、ツボミをつけた細い枝を、丁寧に切り分けて、コップに生けて部屋に置きました。
すると、せーの!と言わんばかりに一斉に開花が始まったのです。
今までなかったところに花が咲くと、部屋が一気に明るく華やぎます。
これは想定外の嬉しい出来事でした。
長年大切にしているサザンカの大枝が折れてしまった。
この事実は変わらないけれど、どこに焦点を当て、それをどうとらえるかはその人次第です。
a.折れてしまった、悲しい!
b.部屋の中でも咲いてくれた、嬉しい!
自分をご機嫌にするためには、aの視点ばかりにとらわれていたらもったいないように感じます。
一見ネガティヴに感じられる、起こった出来事は、どんな素敵な転換があるのかな?
目線を変えて、ワクワクできたら、なんだか素敵♪